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2026.01.27

WEBサイト制作やアプリ開発において欠かせない工程の一つが、ワイヤーフレームの作成です。
しかし、「何から手を付ければよいのか分からない」「作ってはみたものの正解が分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ワイヤーフレームの基本的な考え方から、具体的な作り方、作成時のポイントやおすすめツールまでを分かりやすく解説します。初心者の方でも実践できる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ワイヤーフレームとは、WEBサイトやアプリを制作する際に作成するページ構成や情報配置を整理するための設計図です。
テキスト、画像、ボタン、ナビゲーションなどの要素を「どこに・どの順番で配置するか」を線や枠で表現し、色や装飾といったデザイン要素は基本的に含めません。
主な目的は、ユーザーが迷わず目的の行動にたどり着けるように情報構造や導線(UX)を設計することです。
ワイヤーフレームを作成することで、制作関係者間で完成イメージの認識を揃えやすくなり、後工程での手戻りを防ぐことができます。
似た言葉であるデザインカンプとデザインラフの違いは下記のようになっています。
| 項目 | ワイヤーフレーム | デザインカンプ | デザインラフ |
|---|---|---|---|
| 主な目的 | 情報構造・導線の設計 | 完成デザインの確認 | アイデア・方向性の整理 |
| 役割 | ページの骨格を決める設計図 | 実装前の完成見本 | 初期のたたき案 |
| 表現内容 | 枠・線・テキスト中心 | 色・画像・フォントまで反映 | 手描き・簡易図が多い |
| デザイン要素 | ほぼ含めない | 含める(完成レベル) | 最小限または未定 |
| 作成タイミング | 企画・設計段階 | ワイヤーフレーム後 | 企画初期 |
| 主な用途 | 構造・UXの確認 | クライアント承認 | アイデア共有・検討 |
ワイヤーフレームでは下記の二つを事前に決めておくと、スムーズに進めることができます。
ワイヤーフレームで決めるべき重要なことの一つが、WEBサイト全体のコンセプト設計です。これは「誰に、何を、どのように伝え、最終的にどんな行動を取ってもらいたいのか」を明確にする作業を指します。
事前にコンセプトを設計しておくことで、各ページの役割や情報の優先順位が明確になり、ユーザーにとって分かりやすく、成果につながるサイト構造を設計できます。
なお、こうしたWEBサイト全体のコンセプト設計やワイヤーフレーム設計を実践的に学びたい方には、nests Digital Creative Academyがおすすめです。
実際に制作現場で活躍しているデザイナーから、デザインの本質や考え方を直接学べるため、表面的なスキルだけでなく、設計力や思考力を身につけることができます。気になった方で、デザインの本質を学びたいと考えている方は、下記のページより詳細をご確認ください。
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また、リスキリング補助金を活用し、費用を抑えて学習することもできます。
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ワイヤーフレームで決めるべきことの一つが、サイトマップの作成です。サイトマップとは、WEBサイト全体にどのようなページがあり、それぞれがどのような階層・関係性で構成されているかを整理した設計図を指します。
ワイヤーフレームを作る前にサイトマップを作成することで、ページの抜け漏れや重複を防ぎ、サイト全体の構造を俯瞰して把握できます。
また、ユーザーが目的の情報にたどり着くまでの導線を考えやすくなり、ナビゲーション設計や各ページの役割も明確になります。
初めてワイヤーフレームを作る場合、どのように進めていけばよいか分からなくなることがあります。下記の手順で進めていくとよいでしょう。
ワイヤーフレーム作成といった、WEBサイト制作の上流工程もできるとWEBデザイナーとしての収入も上げられます。
関連記事:WEBデザイナーの収入はどれくらい?年収を上げるためのポイントも解説!
ワイヤーフレームを作成する際は、まずページに掲載する情報をすべてリストアップし、整理することが重要です。
見出し、テキスト、画像、ボタン、リンク、フォームなど、必要な要素を洗い出すことで、ページ全体に何を載せるべきかが明確になります。
そのうえで、情報を目的別に分類し、重要度の高いものと補足的なものに整理していきます。
この工程を行うことで、情報の抜け漏れや重複を防ぎやすくなり、次の工程である配置順やレイアウト設計をスムーズに進めることができます。
情報をリストアップしたあとは、ページ内でどの順番でコンテンツを表示するかを決めます。ユーザーはページを上から順に読み進めるため、最初に何を伝え、どのタイミングで行動を促すかが重要です。
ページの目的を意識しながら、重要度の高い情報を上部に配置し、補足的な情報は下部に配置するのが基本となります。
この配置順を意識することで、ユーザーの理解を妨げず、自然な導線で目的の行動へと誘導できるワイヤーフレームを設計できます。
コンテンツの配置順が決まったら、次にレイアウトや仕様を具体的に設計します。1カラム・2カラムなどのレイアウト形式や、ナビゲーション、ボタン、フォームの配置ルールを決めることで、ページ全体の構造が明確になります。
また、クリック時の動作や画面遷移など、最低限の仕様もこの段階で整理しておくことが重要です。
レイアウトや仕様をワイヤーフレームで可視化することで、デザインや実装工程での認識ズレを防ぎやすくなります。これを行う際の考え方として、「情報設計」という考え方があります。
関連記事:情報設計とは?初心者でも理解できる基礎・手順・実践方法を徹底解説
情報整理やレイアウト設計が固まったら、デザインツールを使ってワイヤーフレームを作成します。
FigmaやPowerPoint、Excelなどのツールを使うことで、ページ構成を視覚的に分かりやすく表現でき、関係者との共有やレビューもスムーズになります。この段階では、色や装飾にこだわらず、枠やテキストを中心に構造を明確にすることが重要です。
デザインツールを活用することで修正や改善も容易になり、完成度の高いワイヤーフレームへとブラッシュアップできます。
ワイヤーフレームを作成するとき、どのようなポイントに気を付ければよいか分からないと感じている方も多いでしょう。ワイヤーフレームを作るときは下記の3つに気を付けて作成してみてください。
ワイヤーフレーム作成時は、デザインに凝りすぎないことが重要です。ワイヤーフレームの目的は見た目を整えることではなく、情報構造や導線を整理することにあります。
色やフォント、装飾に時間をかけすぎると、関係者の意識がデザインの好みに向いてしまい、本来確認すべき構成や使いやすさの議論が進みにくくなります。
そのため、線や枠、テキストを中心に、ページの骨格が伝わるシンプルな表現に留めることが大切です。設計に集中することで、後工程のデザイン作業もスムーズに進みます。
ワイヤーフレームをレビューする際は、制作者視点ではなくユーザー目線で確認することが重要です。ページを初めて訪れたユーザーが、どこを見て、どのように操作し、迷わず目的の行動にたどり着けるかを意識して確認します。
情報の順番が分かりにくくないか、必要な情報がすぐに見つかるか、操作に迷う要素がないかなどをチェックしましょう。この段階でユーザー視点の課題を洗い出しておくことで、実装後の大きな修正を防ぐことができます。
ワイヤーフレーム作成では、CV(コンバージョン)導線を意識した設計が欠かせません。
ページごとに「問い合わせ」「購入」「資料請求」などの目的を明確にし、その行動に自然につながる情報の流れを設計します。
重要な説明のあとにCTAを配置する、複数のスクロール位置に行動導線を用意するなど、ユーザーの心理に合わせた構成がポイントです。
ワイヤーフレーム段階からCV導線を設計しておくことで、成果につながりやすいWEBサイトを作ることができます。
ワイヤーフレーム作成時には下記のようなツールが使われています。どのようなツールが適切なのかわからない場合は下記を参考にしてください。
パワーポイントは、手軽にワイヤーフレームを作成できるツールとしてよく利用されています。
図形やテキストを組み合わせるだけでページ構成を表現でき、スライド1枚を1ページとして扱えるため、画面遷移の流れも整理しやすいのが特徴です。多くの企業で導入されているため、関係者との共有やレビューがしやすく、ツール習得の手間がかからない点もメリットといえます。
初期の構成検討や方向性のすり合わせに向いているツールです。
Figmaは、ワイヤーフレーム作成に非常に適したUIデザインツールです。ブラウザ上で利用でき、複数人が同時に編集・コメントできるため、チームでの設計作業やレビューがスムーズに進みます。
図形やテキストを使ったシンプルなワイヤーフレームから、画面遷移を確認できるプロトタイプまで作成可能です。
設計からデザイン工程まで一貫して使える点も魅力で、本格的なWEB制作には特におすすめのツールです。
Adobe Photoshopは、自由度の高いレイアウト設計が可能なデザインツールです。図形やテキストを細かく調整できるため、静的なワイヤーフレームを作成することができます。
すでにPhotoshopに慣れているデザイナーであれば、新たなツールを覚えずに作業できる点がメリットです。
ただし、共同編集や画面遷移の確認には向かないため、プロトタイプが必要な場合は他の専用ツールと併用するのがおすすめです。
ワイヤーフレームは、WEBサイトやアプリ制作において情報構造や導線を整理するための設計図です。見た目を作る前に、サイト全体のコンセプトやサイトマップを定め、情報の整理や配置順、レイアウトを設計することが重要になります。
また、作成時はデザインに凝りすぎず、ユーザー目線やCV導線を意識することで、成果につながるワイヤーフレームを作ることができます。正しい手順と考え方を押さえることが、質の高いWEB制作への第一歩となります。
こうしたワイヤーフレーム設計を「手順」だけでなく「考え方」から身につけたい方には、nests Digital Creative Academyがおすすめです。
制作現場で活躍しているデザイナーから、デザインの本質や設計思考を直接学べるため、表面的な操作スキルにとどまらない実践力が養えます。ワイヤーフレームを含むWEB制作の上流工程を理解し、現場で通用する力を身につけたい方に最適な学習環境です。
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