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2025.08.20

コーディング
コーディングは独学で身につくのか?学び方・つまずくポイント・適性を解説

こんにちは。教務サポートの小倉です。
今回は、「独学でもコーディングって習得できるの?」というテーマについてお話しします。
私もほぼ独学で勉強してきたので、今回はコーディングを独学で勉強する方法や独学とWEBスクールに通うそれぞれのメリット・デメリットなどをご紹介します。

独学でコーディングの学習はできるのか|継続力があれば可能

結論から言えば、独学でコーディングを習得することは可能です。実際に、私も含め独学出身のエンジニアはたくさんいらっしゃいます。ただし、そこには「自己管理能力」や「正しい学習ステップの把握」がないとなかなかスムーズにはいかないと思います。
今のように各種の学習アプリや動画、AI(ChatGPTなど)が充実している時代になり、独学のハードルは昔より確実に下がっていて学習しやすくなっているので、独学でもある程度のレベルまでは達成できると思います。

コーディングを勉強する方法

学習スタイルは人によって向き不向きがあります。主な勉強方法には以下のような手段があります。

  • コーディングのWebスクールに通う
  • コーディング用の学習アプリを活用
  • 本を使って勉強

コーディングのWebスクールに通う

コーディングのWebスクールは、カリキュラムに無駄がないので短期間で実践的なスキルを習得できます。また、分からないところはすぐに質問できる環境があるため、挫折しにくいと言えます。
下記のような方は、Webスクールに通うことがおすすめといえるでしょう。

  • 実践形式の学びでポートフォリオの作成まで考えている人
  • 学習の進め方に自信がない人
  • コーディングに詳しい人との繋がりを作りたい人
  • 短期間でコーディングできるようになりたい人

コーディング用の学習アプリを活用

Progateやドットインストールは、初めてコーディングをやる人にとってとても優れた教材です。
ゲーム感覚で進められるため、手を動かしながら覚えることが多いコーディングには最適なコンテンツです。終わったから次に進むのではなく、2周3周とわかっていても繰り返しやることが重要です。
以下のような方は、コーディング用の学習アプリで勉強してみることがおすすめです。

  • 隙間時間でも学習をしたい人
  • コードを実際に動かして覚えたい人
  • 気軽に始めてみたい人

本を使って勉強

体系的に整理されているのが書籍の魅力で何度も気になるところを目でしっかりと覚えることができます。
最初は、図解や実例が多い初心者向けの書籍を選ぶと良いです。電車や移動時間に読み返せるのもメリットでじっくりと学習を進められます。
下記のような方は本を使って勉強することがおすすめです。

  • コーディングについて深く理解したい人
  • オンライン環境で勉強を左右されたくない人

コーディングの独学が無理といわれている理由

ネットやSNS上では「独学は無理」といった声もあります。その理由の多くは以下の2点に集約されます。

  • エラー解消ができない
  • モチベーション維持が難しい

エラー解消ができない

独学で最大の壁が「エラー対応」です。たった1つのスペルミスやカンマ忘れで画面が真っ白になることもあります。誰にも聞けず、原因不明のまま止まってしまうのは辛いですよね。

対策:

  • エラー文をGoogle検索
  • Stack Overflowなどで調べる
  • ChatGPTやGitHub Copilotに相談する

モチベーション維持が難しい

独学最大の敵は「孤独」です。学習に期限がないと、だんだんモチベーションが下がっていきます。明日でいいかを繰り返すとその分学習意欲が希薄になります。

対策:

  • 毎日の学習記録をつける(XやNotionなど)
  • 小さな作品を完成させ誰かにみせる
  • 他の学習者と交流する

コーディングの独学が向いている人の特徴

独学に向いている人にはいくつかの共通点があります。

  • 自分でスケジュール管理できる
  • 分からないことを検索できる
  • 一人での作業に抵抗がない
  • 細かいミスを楽しめる(デバッグ耐性)

上記のような特徴がある人は、問題解決能力に優れているため、独学でも挫折をせずにコーディングを学びやすい傾向にあります。

コーディングを独学で学ぶためのロードマップ

最後に、独学でスキルを習得していく場合の学習ステップをまとめます。

  • STEP1:HTMLとCSSを学ぶ(〜2週間)
  • STEP2:CSSのレイアウト(2〜3週間)
  • STEP3:Javascript基礎(2週間)
  • STEP4:ポートフォリオ制作(1ヶ月〜)
  • STEP5:実務を見据えた学習

STEP1:HTMLとCSSを学ぶ(〜2週間)

HTMLとCSSはプログラミングの中でも難易度が低めですが、未経験者にとっては「なぜそのように記述するのか」といった仕組みの理解でつまずくことがよくあります。特に、タグのネスト構造や、CSSのボックスモデルといった概念が直感的に掴みにくく、「思った通りに表示されない」と感じて挫折する方もいます。
HTMLとCSSにつまずいた方は下記の勉強を進めてみてはいかがでしょうか。

  • Progateや書籍で基本構造を理解
  • シンプルなWebページを模写

STEP2:CSSのレイアウト(2〜3週間)

FlexboxやGridを使ったレイアウトについて学ぶ必要があります。基本操作はシンプルですが、表示の仕組みを理解するには少し時間がかかり、2~3週間程度かかります。
特に、ボックス同士の配置調整やレスポンシブ対応でつまずくことが多く、実際にコードを書いて試行錯誤することが重要です。パソコンとスマホの両方で正しく表示されるよう、メディアクエリなどもこの段階で習得しておくと、後の制作がスムーズになります。

STEP3:Javascript基礎(2週間)

JavaScriptの基礎を学習することによって、スライダーなど簡単な動きのあるサイトを作ることもできます。コーディング初心者は「変数のスコープ」や「thisの扱い方」、非同期処理、jQueryの初期設定などでつまずくことが多いです。まずはシンプルなコードを何度も書いて動作を確かめながら、実践の中で理解を深めることが重要です。

STEP4:ポートフォリオ制作(1ヶ月〜)

ポートフォリオを制作することによって、自分が何を作れるかを視覚的に示すことができます。就職や案件獲得において、知識よりも「実際に作った成果物」が重視される場面が増えています。
自己紹介やスキル、制作実績などを掲載したWebサイトを構築し、公開・共有できる形に仕上げると良いでしょう。デザイン性やレスポンシブ対応も意識しつつ、単に動くものを作るだけでなく、「なぜその設計にしたのか」「どんな工夫をしたのか」といった制作意図を伝えることで、技術力と思考力が評価されます。

STEP5:実務を見据えた学習

このステップでは、実際の現場を想定したスキル習得に取り組む必要があります。CursorといったAIコーディングツールを活用することで、効率的な開発やコードの品質を向上させることができます。また、Figmaを使った画像の切り出しやデザインデータの再現も、実務では必要です。
こういった実務に近いコーディングを学ぶためにも、クラウドソーシングなどで実案件をこなすことで、コーディング力だけでなく実践力や対応力も高められます。

おわりに

スクールに通っている皆さんには、「独学でもコーディングはできるようになるけど、スクールに通うメリットはそれ以上の価値がある」ということを知ってほしいです。
独学は確かに自由ですが、「最短で」「効率よく」「挫折せず」に学ぶには、講師や仲間の存在は大きな助けになります。自信がついてきたら、独学でどんどん次の技術に挑戦するのがおすすめです。
https://nests.jp/course/programming/front/

著者プロフィール

小倉 仁
事業会社にインハウスデザイナーとして勤務。WEBデザインとコーディングを行うが主にコーディングを担当。
nestsアドバンスコース卒業生。

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