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2025.09.06

目次
未経験からUXデザイナーを目指すのが難しいのは、求められるスキルが多岐にわたり、即戦力を重視する採用基準が高いからです。リサーチやヒアリング、デザインに落とし込む力など専門性の高いスキルに加え、ビジネス視点や戦略的思考も必要とされます。
また、未経験者の場合、評価材料となるポートフォリオを作る機会がないため、自主制作や架空案件で実績を作る必要があります。競争が激しい業界ですが、学習と実践を積み重ねればUXデザイナーとして活躍することができます。
未経験でUXデザイナーになるためには、下記で学習や準備を行っていく必要があります。
UXデザインを学び始めるには、まずユーザー中心の考え方と体験設計の全体像を理解することが必要です。サイトを閲覧しているユーザーの悩みや感情と、事業戦略やブランドを結びつけてデザインを考える視点が求められます。
また、使いやすさを意識した設計や、ユーザーテストでの検証も欠かせません。特に未経験から学ぶ場合は、基礎を疎かにせず、デザイン制作の流れを体系的に身につけると良いでしょう。
デザインの基礎を押さえたら、次はデザインツールの操作を覚えましょう。特におすすめなのがFigmaです。Figmaはブラウザ上で動作し、インストール不要で直感的に操作できるため、初心者でも始めやすいのが特徴です。
また、幅広い現場で利用されているツールなので、YouTubeなどでも学習を進められます。基本操作に慣れてきたら、コンポーネント化やプロトタイプ制作にも挑戦し、実務で使えるスキルを身に付けていきましょう。
Webサイトやアプリデザインの模写をすることで、配色や余白、レイアウトなどの基本パターンを身につけられます。また、さまざまなデザインに触れることで表現の幅が広がり、自分の引き出しを増やす効果もあります。
さらに、「なぜこの配置なのか」「この余白にはどんな意図があるのか」を意識して模写することで、デザインについての理解が深まり、実務に活かせる応用力を養うことができます。
UXデザイナーを目指すなら、ポートフォリオの作成は欠かせません。就職活動の場面でも、案件を獲得する場面でも、多くの場合ポートフォリオの提出を求められます。
実務経験がなくても、仮想案件や学習課題をケーススタディとしてまとめれば十分対応可能です。単なる模写で終わらせるのではなく、課題の設定から解決策までをしっかり想定すること、評価されるデザインに仕上げることが重要です。
UXデザイナーは、IPAが2020年に公表した「IT人材白書」でもDXに対応する人材と位置づけられており、将来性のある職業であるといえます。
実際、IT企業の約73.8%がUXデザイナーを「重要な人材」と回答しており、UXデザイナーはプロダクト開発や顧客体験の向上に必要な存在です。また、71.1%の企業が「中途採用」や「外部企業との契約」で人材を確保していることからも、経験者を中心にニーズが非常に高いことがわかります。
DX推進が加速するなかで、UXデザイナーは長期的に安定したキャリアを築ける成長性のある職種です。
UXデザイナーとして活躍するためには、下記のようなスキルを身につけておくと良いでしょう。
UXデザイナーには、ユーザー行動の背景に潜む「なぜ」を読み解くインサイト分析能力が不可欠です。インサイトとは、ユーザー自身も気づいていない本質的な動機や思考であり、これに基づいて、UXを設計することが成果につながります。
また、ユーザー分析の結果をビジネスゴールと結びつけることで、より意義あるUI/UXを導き出せます。UXを設計に活かす方法を身に付けることで、実務での説得力や改善の精度が大きく高まります。
UXデザイナーには、クライアントや経営者とのやり取りを通して想定ターゲットを汲み取り、言語化するコミュニケーション能力が必要です。これにより、非デザイナーにも納得感ある提案が可能になり、チーム内の連携やプロジェクトの進行も円滑になります。
さらに、優れたデザインであっても意図が伝えられなければ活かされませんが、コミュニケーション能力があれば、提案は説得力を持って受け入れられます。結果として、アウトプットの質や信頼性が高まり、チームとしての成果にもつながる重要なスキルです。
UXデザイナーには、視覚的に魅力あるUXを設計するためにもデザイン能力が欠かせません。きれいなUXは操作のしやすさや信頼感を高め、ユーザーに「分かりやすい」と感じさせます。
また、デザインツールを通じて課題を整理・具体化する力は、精度の高い設計につながります。さらに、配色・レイアウトを工夫して、見た目と使いやすさを両立させることで、より質の高いUXを作ることができます。デザイン能力は、UX設計全体を支える重要な基盤です。
UXデザイナーにも、マーケティングの知識は必要です。これは、ユーザーや競合についての調査などから得たデータを活用して、仮説立てを行う必要があるからです。
さらに、業界やユーザー背景を理解して提案を組み立てる力が身につき、UXをビジネス課題の解決策として強く打ち出せるようになるのも大きなメリットです。
未経験からUXデザイナーを目指すには、基礎の習得からツールの使い方、模写による実践、そしてポートフォリオの制作まで、段階的な学習と経験の積み重ねが大切です。リサーチや分析、デザインの落とし込み、コミュニケーション力、マーケティング知識など幅広いスキルを育てることで、即戦力として活躍できる力が身につきます。
こうしたスキルを体系的に最速で身につけたい方には、デザインスクールで勉強することがおすすめです。nests WEBデザインスクールでは基礎から応用まで現役クリエイターが指導し、実務に近い環境で学べるカリキュラムを提供しています。未経験から最短でUXデザイナーを目指したい方は、お問合せをしてみてください。
https://nests.jp/uiux_design_lp/
井上 大器
LsizeDesign合同会社 代表社員。DTPデザイン、webデザイン、 広告クリエイティブ、映像、IA/UX設計、UIデザインまで一通りのデザイン制作を経験。上流工程の企画からプロダクト開発まで一気通貫のサービス設計を得意とする。現在は「デザインを経営資産にする」をミッションに、デザイン組織の専門家として、技術者採用支援、組織設計やデザイン思考の浸透など、十数社へデザイン顧問支援を行っている。

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